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zoom RSS 袖触れ合うも多生の縁269〜2月23日って何の日なの!?〜

<<   作成日時 : 2018/02/24 08:54   >>

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昨日2月23日は富士山の日なんですって。でも私が今日、ブログに取り上げようとしているのは、その事じゃないんです。再来年から2月23日が天皇誕生日になるのであります。
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平成の天皇誕生日は12月23日で、今年も勿論12月23日が天皇誕生日です。私なんか戦争中の昭和生まれは天皇誕生日と言えば4月29日、今の昭和の日を思ってしまいます。
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私の子供の頃は、天皇誕生日だけでなく、祝日は旗日といって、国旗を掲げたのですが、今やそんな風習も余り見られませんね。
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上の写真は、私の家やおまへんで。どっか知らん家ですわ。ま、それはさておき、今上天皇の退位は来年4月30日で、浩宮徳仁親王が天皇に即位なさるのは5月1日です。すると来年12月23日は新天皇誕生日じゃないし、新天皇の誕生日は2月23日で即位された時点では過ぎてしまっているから、来年は天皇誕生日がないという事になるのです。学童諸君は休みが一日減った・・・と嘆くかも知れませんが、仕方ないですね。閑話休題し、本題に移ります。
先日のブログで今上天皇の御退位について書きましたが、今回は別の視点から取り上げてみます。少し長いですが、お言葉の全文を毎日新聞からコピペさせて頂きます。

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戦後七十年という大きな節目を過ぎ、二年後には、平成三十年を迎えます。
私も八十を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ここ数年、天皇としての自らの歩みを振り返るとともに、この先の自分の在り方や務めにつき、思いを致すようになりました。

本日は、社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。
即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあって、日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています。
そのような中、何年か前のことになりますが、二度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に八十を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。

私が天皇の位についてから、ほぼ二十八年、この間(かん)私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行(おこな)って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井(しせい)の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。

天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。また、天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には、天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。
天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。
更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ二ヶ月にわたって続き、その後喪儀(そうぎ)に関連する行事が、一年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。
始めにも述べましたように、憲法の下(もと)、天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。

国民の理解を得られることを、切に願っています。

処で、この天皇のお言葉について海外メディアは日本のマスコミと異なり、
<安倍首相に改憲を思いとどまるようにとのシグナルを送った>
という解釈を報じています。日本のマスコミはこのような解釈を一切していないのに、海外メディアは何故こう解釈したのか、それについて下記写真の著書にて著者の内田樹さんが論じておられるのをご紹介致しましょう。
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内田さんの論旨を私なりに要約させて頂きます。
そんなに長くない<お言葉>の中で、<象徴>という言葉が8回も使われています。特に印象的なのは、<象徴的行為>という言葉で、陛下は<象徴的行為>を<鎮魂>と<慰藉>であるとお考えです。<鎮魂>とは先の大戦で斃れた人々の霊を鎮める為の祈りで、陛下は死者が息絶えた現場まで足を運び、御霊よ安らかなれと真摯に祈りを捧げられました。
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上の写真はフィリピンで鎮魂の祈りを捧げられる両陛下です。又<慰藉>とは、様々な災害の被災者を訪ね、床に膝ついて傷ついた人々の声に耳を傾け、悲惨な苦衷あふれる思いに寄り添うことで、福島などで被災者の方々に慰めのお言葉をかけ、心安らかにと願われたのです。
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つまり、陛下は、象徴天皇としてただ存在するだけでなく、人々と共苦すること、共に苦しみを分かち合うことを象徴天皇として為すべき行為であるとお考えになり、そして全身全霊をもって行い続けられました。そのような天皇の本務である<鎮魂>と<慰藉>が健康上の理由で困難になっているからこそ、生前退位したい、しなければならない、とのご希望を敢えて語られたのです。

この内田先生の論に私は全く同意でありますが、このような陛下のお考えが、何故<改憲ストップのシグナル>になるのかを次に考察してみましょう。
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現在の憲法第1条は、天皇を「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」であると定義していますが、自民党改憲草案第1条では、天皇は「日本国の元首」と変えています。又、現行憲法第7条では、天皇の国事行為には「内閣の助言と承認」が必要とされているのに対し、改憲草案では、単に「内閣の進言」とされていて、内閣の承認が無くても衆議院の解散など国事行為が出来るように変えられています。上の画像、改憲草案要点第1条に、<国家を代表する政治的機能を与えている>と纏められているように、戦前の天皇親政に戻そうと企んでいるのです。
しかし、本当にこの国の政治を天皇に委ねようとしているのでは無く、天皇を御簾の内に祀りあげ、陛下の発言や行為を封じ、上奏できる少数の権力者が天皇の威を借り、「畏れ多くもかしこき辺りにおかせられましては・・・」と超憲法的権威を振り回そうとしているのです。このように改憲、いや壊憲したい安倍ソーリにとっては、天皇自らが生前退位の発言をしたり、飾りの象徴に収まらず、<鎮魂>や<慰藉>を行うのは大層困ったことなのです。このような意味合いから、陛下は、「代々天皇は向後も単に象徴であってはならず、国民と共にあり続けねばならない」とのご意向を発言なされ、暗に改憲反対の意志を示されたのです。
これに対し安倍ソーリは、生前退位は一代限りとし、陛下の思いをないがしろにやり過ごし、傀儡天皇にすべく虎視眈々と改憲を目論んでいるのです!
しかし、今上陛下のお考えは、新天皇に伝えられている筈ですから、改元後の改憲がどうなっていくのか、新天皇がどのようにお考えになり如何様に振る舞われるのか、少しでも長生きして見続けていきたいと思っております。ではでは。
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