袖振れ合うも多生の縁361~親鸞聖人忌に催される報恩講で、坂東曲という不思議な読経が!?~

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報恩講とは、親鸞聖人がお亡くなりになった死の事実を深く悼む思いから始まり、親鸞聖人が今なお私達に何を願われているのかということを尋ね続けずにはおれない、一人ひとりの生の根源からの気持ちが幾重にも交わり、七百五十余年にわたり勤められてきた法会です。と、報恩講案内の冒頭に記されています。

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それはさておき、今回何故、報恩講で行われる坂東曲(ばんどうぶし)を取り上げさせて頂いたかと言いますと、普通読経は、腰骨を立て背筋を伸ばし揺らぐ事なき不動の姿勢で経典を読誦(どくじゅ。そらで唱えること)しますが、坂東曲は上体を前後左右斜めに揺らし続けて和讃(仏教の教義や仏菩薩の徳を和語で称える詠歌)を詠じ歌うのです。

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動画ではありませんが、上の写真で坂東曲を詠じている雰囲気を少しはお分かり頂けますでしょうか? さて、今年の報恩講は今月の21日から28日迄行われ、28日の結願日中に坂東曲が行われた由。この坂東曲だけをご覧になった方も大勢いらしたとか。私は所用にて残念ながら・・・でした。処で詠じられた和讃は高僧和讃と正像末和讃ですが、こない上体をゆらして恍惚三昧の如く詠じている文句が知りたい・・・と仰る方の為に、書き写してみましょう。え、誰もそんなこと思てない? そうですか、ほな、ワタシ自身の為にコピペさせて貰います。

『高僧和讃』

願力(がんりき)成就(じょうじゅ)の報土(ほうど) には
自力(じりき)の心行(しんぎょう)いたらねば
大小(だいしょう)聖人(しょうにん)みなながら
如来(にょらい)の弘誓(ぐぜい)に乗(じょう)ずなり

煩悩(ぼんのう)具足(ぐそく)と信知(しんち)して
本願力(ほんがんりき)に乗(じょう)ずれば
すなわち穢身(えしん)すてはてて
法性(ほっしょう)常楽(じょうらく)証(しょう)せしむ

真(しん)心(じん)徹到(てっとう)するひとは
金剛心(こんごうしん)なりければ
三品(さんぼん)の懴悔(さんげ)するひとと
ひとしと宗師(しゅうし)はのたまえり

五濁悪世(ごじょくあくせ)のわれらこそ
金剛(こんごう)の信心(しんじん)ばかりにて
ながく生死(しょうじ)をすてはてて
自然(じねん)の浄土(じょうど)にいたるなれ

金剛(こんごう)堅固(けんご)の信心(しんじん)の
さだまるときをまちえてぞ
弥陀(みだ)の心光(しんこう)摂護(しょうご)して
ながく生死(しょうじ)をへだてける

真実(しんじつ)信心(しんじん)えざるをば
一心(いっしん)かけぬとおしえたり
一心(いっしん)かけたるひとはみな
三信(さんしん)具(ぐ)せずとおもうべし

『正像末和讃』

三朝(さんちょう)浄土(じょうど)の大師(だいし)等(とう)
哀愍(あいみん)摂受(しょうじゅ)したまいて
真実(しんじつ)信心(しんじん)すすめしめ
定聚(じょうじゅ)のくらいにいれしめよ

他力(たりき)の信心(しんじん)うるひとを
うやまいおおきによろこべば
すなわちわが親友(しんぬ)ぞと
教主(きようしゅ)世尊(せそん)はほめたまう

如来(にょらい)大悲(だいひ)の恩徳(おんどく)は
身(み)を粉(こ)にしても報(ほう)ずべし
師主(ししゅ)知識(ちしき)の恩徳(おんどく)も
ほねをくだきても謝(しゃ)すべし
『真宗聖典』(東本願寺出版発行)より
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如何でしょうか。ワタシは後日、じっくりゆっくりとっくり味わってみようと思っております。

しかし、なんで上体を揺らすのかについてはよく分からないそうですが、親鸞聖人が越後へ流罪になる際、荒波に揺れる船の中で一心に念仏を唱えた話に由来するという説もあるとか。処で坂東曲は、他の浄土真宗々派では見られないお東さん独特のものだそうです。このあたりの経緯も知りたいところですが、多分調べても分からないのでしょうね。

話は一寸私儀に変わります。ワタシは毎朝、大払えの祝詞を唱えているのですが、気が付くと時々上体を前後に揺らして唱えていることがあるのです。坂東曲のように前後左右斜めにもということはありませんが、揺らしているとリズミカルな感じがして、スイングする波動を楽しむ気分です。坂東曲をなさる僧侶のみなさんも、スイング感を楽しんでおられるのでしょうか?
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あのな、このねえちゃんの写真、スイングの意味が違うやんか!?

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