袖振れ合うも多生の縁362~高田茜さんと平野亮一さんって、凄いバレーダンサーですね!~

高田茜1.jpg
今年も慌ただしい師走ですが、にも拘わらず顔中口にして笑っている(?)のは、英国ロイヤルバレエ団のドップダンサー、ブリンシパルである高田茜さんです。先日同バレエ団の「ロミオとジュリエット」を見た、と言ってもTVでなんですが、とても感動しましたので、高田茜さんについて書きたくなったという訳なのです。

Wikipediaによりますと、高田茜さんは東京都葛飾区出身で、3歳の時高橋洋美バレエスタジオでバレエを習い始めたのですが、高田をプロ入りまで指導した高橋さんによれば、おっとりとしたやさしい少女で、天性バレエの素質があったとか。そして1999年2月小学2年の時、日本バレエ協会主催の 『ドン・キホーテ』 公演で子役のキューピッドの一人として出演し、この公演の主役吉田都さんに彼女は憧れたとか。そして2006年1月、中学3年の時NBA全国バレエコンクールで審査員特別賞を受賞し、チャコット提供の奨学金で同年9月からモスクワのボリショイ・バレエ学校に留学したのです。ボリショイ在学2年目の2008年2月、17歳の時ローザンヌ国際バレエコンクールに出場し、プロ研修賞と観客賞を受賞。研修先としてロイヤル・バレエ団を選び、同年9月に研修生として入団。2009年9月にアーティストとして正式に入団し、2010年秋にファースト・アーティスト、2011年秋にソリストに昇格。2014年のシーズン終了後にファースト・ソリストに昇格。2015年3月には 『白鳥の湖』 の主役オデット/オディールを、翌2016年3月『ジゼル』 の主役(写真下)を踊り、シーズン終了後プリンシパルに見事昇格されたのです。
ジゼルの高田茜.jpg
処でプリンシパルというのは、元々は英語圏のバレエ団において主役級のダンサーを指す言葉だったのですが、その後広まり世界的に使われるようになっています。バレエ団によってはファーストソリストやエトワール、プリマバレリーナとも言うそうです。普通、世間では主役を踊る女性バレエダンサーをプリマと呼んでいて、プリマの方が馴染みのある言葉ですよね。因みに英国ロイヤルバレエ団のランクは、①プリンシパル ②プリンシパル・キャラクター・アーティスト ③ファースト・ソリスト ④ソリスト ⑤ファースト・アーティスト ⑥アーティストの6段階で、正団員100名をこえる中、プリンシパルは20名弱で、まさに文字通りトップアーティストなのです。

平野亮一2.jpg右の写真も英国ロイヤルバレエ団のブリンシパル、平野亮一さんですが、平野さんは高田茜さん(ジュリエット役)の相手役ロミオで、茜さんと日本人同士が主役の作品を、生でなく録画とはいえ見ることが出来たのはとても幸いでした。
平野さんは尼崎市出身で、4歳よりお母さんの平野節子さんのもとでバレエを始め、2001年ローザンヌ国際バレエコンクール・プロ研修賞を受賞し、英国ロイヤルバレエ団研修生となり、2002年英国ロイヤルバレエ団に入団。2007年ファーストアーティスト、2008年ソリスト、2012年ファースト・ソリスト、2016年プリンパルに昇格されています。
高田&平野2.jpg
日本人ブリンシパル2人.jpg
高田&平野.jpg
2016年9月に、お二人は同時にブリンシパルに昇格なさっています。
この快挙は1990年代に熊川哲也さんと吉田都さんがプリンシパルに就任されて以来だそうです。
熊川哲也1.jpg
左の写真は熊川さん、下の写真が吉田さんですが、茜さんは小学校の頃『ドン・キホーテ』で一緒に舞台を踏み、憧れた偉大なバレリーナ、吉田都さんと同じボジション、世界3大バレエ団の一つである英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルという地位にまで17年かけて辿り着き、万感胸に迫るものがあったでしょうね。
吉田都2.jpg何故そう思うかというと、茜さんはボリショイ・バレエ学校で学んいる時も、「物語バレエを踊りたい!」と英国ロイヤルバレエでの活躍を熱望していたそうですから。望めばに叶うと言うものの、実現してしまうとは!

さて、肝心の『ロミオとシュリエット』ですが、演劇性の高いバレエを踊りたいと熱望し、ローザンヌのプロ研修賞獲得を契機に、演劇の伝統色濃いイギリスのバレエ団の本拠に入団し、プリマに上り詰めた高田茜さんだけあって、さすが流石、マイムだけでなく振りのひとつひとつにもジャリエットの愛の言葉が、心のささやきが感じられ、私は、茜さんのマイムや振りに合わせて我知らず台詞を口ずさんでおりました!
ロミオとジュリエット1.jpg
高田茜&平野亮一 ロミオとジュリエット2.jpg
ロミオとジュリエット2.jpg
そして、彼女の踊りに対する形容として英国では、しばしば<輝き (sparkle)> という賛辞が用いられていますが、まさにSparklingだったのです!そんな茜さんの輝きの画像をもっとお見せしたいのですが、著作権に守られていてそうもいかないので・・・残念です。
そして最後に、7月の参院選挙で少しばかり話題になった、『N国』の主張するようにスクランブル放送になっても、こんな素晴らしい作品を放送し続けるのなら、私は受信料を払いますよ。(でも忖度された報道は大いに問題ありですが)
BSブレミアム.jpg
それからもうひとつ、同番組で放送された平野亮一さん主役の『フランケンシュタイン』も凄かったことを書き加えておきます。
ではでは。