袖振れ合うも多生の縁400~清原果耶さんて、どこまで伸びるか、末おそろしい、いえ先が益々楽しみな女優さんなのです!~


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この写真は清原果耶さんが、2015年に13歳でNHKの朝ドラでデビューした時のものですが、あれから5年、ホップ・ステップ・ジャンプの3段飛びを超えて何処まで伸びて行くのか、末恐ろしい女優さんとワタシは思っており、とても楽しみにしているのであります!(処で昨年春に書いたブログ「袖振れ合うも多生の縁325」で彼女のデビューを15歳と書きましたが、13歳でしたる訂正させて頂きます。ゴメンナサイネ。)
さて、前回は吉高由里子さんを取り上げさせて貰いましたが、今回清原さんにしたのは、吉高さんと同じ芸能事務所、アミューズ所属、その繋がりからです。
ま、そんなことはどないでもええんですが、彼女は大阪の子で、小学1年生からクラシックバレエを習い、小学5年生から中学1年生までは兵庫県西宮市に本拠地を置く劇団 に通ってダンス・歌・バレエなどを習っていたそうなので、数年前までワタシは西宮市に住んでいましたから、通りすがりに小学生の彼女と袖振れ合っていたかも知れません。
それは兎も角、清原さんが演じたふゆは、主人公あさ(波瑠さん)が嫁いだ加野屋の女中さんで、加野屋の小番頭だった亀助(三宅弘城さん)に思いを寄せられ結婚するのです。
まあ、何と13際で花嫁衣装を着るなんて、昔ならあるかも知れませんが、現代っ子の彼女にはオドロキだったでしょうね。

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そして、夫は加野炭坑の現場責任者となり、そんなた夫とともに九州に転居し、画面から消えてしまうのです。夫の亀助は、後に大阪に戻ったのですが、何故か彼女は夫と共に戻らなかったのか、登場しませんでした。
というのは、2016年オンエアのNHK番組『 放送90年 大河ファンタジー 精霊の守り人』のスタッフに見初められ、綾瀬はるかさんの少女時代を演る為、「あさが来た」からトレードされたのです。NHKでも異例のことだとか。

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『 精霊の守り人』の次にワタシが見たTVドラマは、2018年の「透明なゆりかご」で主演・青田アオイ役を演じ、順風満帆な道を歩み続けています。「透明なゆりかご」の役は、産婦人科でバイトする看護学生で、堕胎など出産にまつわり揺れる繊細な女心を的確に演じていましたから、ワタシはこの人、将来はどんな凄い女優さんになるんやろか・・・と戦慄しつつも楽しみにしていたのであります。
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そして、その次は2019年の「蛍草 菜々の剣」で、菜々役にて時代劇に初主演、和服姿での殺陣にも取り組むなど本格時代劇に初挑戦し好演したのであります。
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それから同じ年に、『あさが来た』『透明なゆりかご』での演技で見せた「芯の強さ」が評価され、NHK連続テレビ小説「なつぞら」(第79回 - 第156回)で2度目の朝ドラ出演を果たしました。この朝ドラではヒロインの生き別れの妹千遥役を演じたのですが、事前にキャストの発表がなく、誰が演じるか視聴者の関心が高まる中、劇中で初めて明かされる異例の形で登場し、話題を呼んだのです。
そして、終盤では30代の母親を演じて17歳とは思えない迫真の演技により注目を集めました。
ワタシもお芝居の世界に長いこといてますが、17歳で子持ちの母親、しかも小料理屋をやっていた夫と別れ、姑に小料理屋を任されて子供を抱えながら奮闘、いえ、さらっと淡々と営んでいく女将の屈折した内面を演じきった女優さんなんて、見たことないですわ!!!
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17歳で30過ぎのバツイチ子持ち女を演じたのに驚愕しただけでなく、次の作品、終戦の日特集ドラマ『マンゴーの樹の下で ~ルソン島、戦火の約束~』もオドロキモモノキでした!
この作品は、太平洋戦争の中で最も凄惨を極めたフィリピン攻防戦を生き残った女性たちが書き残した戦争体験を基にドラマ化したもので、戦後の昭和・平成を生き抜いたヒロイン奥田凛子を、岸恵子さんとと清原果耶さんが、リレーで演じたのです。共演者も何と、岸惠子、渡辺美佐子、山口まゆ、伊東四朗と超芸達者の猛者ばかりなんですよ。

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彼女は、タイのジャングルで6日間ロケをした経験を「撮影をしている時も、このまま朽ち果ててしまうんじゃないかと思いながら撮っていたので、無事に完成したということがすごく嬉しいですし、達成感もありました。戦時パートがあるからこそ現代パートにつながるものがあって、今を生きる人がいて、そこの時代の流れを尊く感じました。同世代の方にも見ていただきたいと思える作品に出来上がってると思います」と思いを語っています。
そして、岸恵子さんは清原さんのことを、「自分の頭で考えられる、将来が楽しみな逸材」と褒めそやしていたとか。

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これで終わりかと言うと、そやないんです。
彼女は、デビューから今年春に高校卒業まで大阪の実家在住で、仕事やレッスンのため大阪と東京を往復していたのですが、晴れて卒業、本格的活動すべく上京した途端、吉報が、2021年前期NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」のヒロインが、待ち受けていたのです。

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連続テレビ小説『おかえりモネ』は、“朝ドラ”第104作で、
今を生きるすべての人に捧げたい、「現代ドラマ」です!
「海の町」宮城県・気仙沼で生まれ育ち、「森の町」同・登米(とめ)で青春を送るヒロインが、
“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、
人々に幸せな「未来」を届けてゆく希望の物語で、「透明なゆりかご」の安達奈緒子さんが書き下ろすオリジナル作品です。

制作発表で清原さんは、「ドラマを見てくださる皆さまの上にある空が青く明るく澄み渡るなら、笑顔にできるなら、そんなことができたらうれしいよなと考えて、そんなドラマをお届けしたいです。また安達さんの脚本を読めるのが本当にうれしくて、それだけでほくほくとしてしまいそうですが、ドラマの制作に携わってくださる全ての皆さまの思いと共に、伝えるべきものはしっかりとお伝えしながら、みずみずしく、たくましく約1年の撮影期間を駆け抜けたいと思います」と語り、
「デビュー当時から今まで応援してくださった皆さま。そして支えてくれた家族、マネージャーさん、本当にありがとうございます。感謝を作品にも込めて残せるよう何かを感じていただけるよう精いっぱいやってみますので、放送をお楽しみに待っていてくださるとうれしいです。よろしくお願いします」と締めくくったそうです。

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 TVドラマだけでなく映画作品も、「3月のライオン 前編 / 後編」(2017年3月18日公開 / 4月22日公開、アスミック・エース・REBOOT)の川本ひなた(写真上)で、益々注目を集めたのです。

ワタシもTVで放映されたのを見、ブログ『袖振れ合うも多生の縁325~「3月のライオン」って不思議な題名ですが、その由来は!?~ 』で書かせて貰ったのですが、<3月のライオン>という言葉についてコメントするのを忘れていました。この言葉はイギリスの諺で、『March comes in like a lion, and goes out like a lamb.』(3 月はライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかな気候で終わる)との意だそうです。

さて、又清原さんの映画に戻りますが、「愛唄 -約束のナクヒト-」(2019年1月25日公開、東映)ヒロイン伊藤凪(写真下)。

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更に「デイアンドナイト」(2019年1月26日公開、NIKKATSU)のヒロイン大野奈々(写真下)
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この他、近日公開を待ち受けている作品も目白押しなんです。「宇宙でいちばんあかるい屋根」(2020年秋公開予定)の大石つばめ役で主演。

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「まともじゃないのは君も一緒」(2020年11月公開予定)の秋本香住役で主演。

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果耶さんファンは無論、そやない人も一寸見て欲しいなと思う、ワタシなのであります。
あ、9月4日公開/藤井道人監督映画『宇宙でいちばん明るい星座』での彼女について、共演された桃井かおりさんが果耶さんについてコメントされているのが見つかりましたので、シェアさせて貰います。果耶さんのの演じる物語の主人公つばめは、実父と血のつながりのない母との間に子どもが産まれることで感じる疎外感、実母への思い、幼なじみへの恋心など複雑な感情を抱く女子中学生で、ある日ド派手な身なりで、キックボードに乗ったあやしい老婆“星ばあ”(桃井かおり)と出会い、いつしか2人はお互いの心のどこかに空いた穴を埋め合うように距離を縮めていき、恋に家族に悩みを抱えた14歳の女の子と星ばあによるひと夏の青春が紡がれるのです。

桃井さんは初共演の清原について、
「ものすごく孤独な女優さんという印象。そしてすごい真面目で本気で、映画の中で自分が何をやるのか見えてる。『ワタシ、絶対に彼女の邪魔しちゃいけないな』という気分に初めてなったし、彼女のやろうとしているストイックに考えていることは、私もそういう時期があるから、すごいよく分かるんだけど、彼女の表現しようとしているモノが見えなくて、冗談抜きで私が付いていった。彼女はすごいよかった!」
と絶賛しているそうです。

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それから、最後に老爺心ながら・・・
<芸は身を助ける>という言葉があります。これは、不幸せが訪れた時、身につけていた芸が、その人を助けるという意味です。
ですからワタシは、<芸が身を助ける不幸せ>というフレーズにして使っています。少なからぬ芸能人や芸術家、アーティスト達は、人に知られざる不幸をどこかに隠し持っていることが多いのです。
清原果耶さんは、今まで順風満帆過ぎる程の素晴らしい歩み、いえ、快足ぶりですから、ワタシは、<芸が身を助ける不幸せ>が果耶さんを見舞わないよう、ひたすら祈っているのであります。
でも、<芸が身を助ける不仕合わせ>なる言葉は、生活にゆとりのあったころ道楽で身につけた芸を、生計のために役立てなければならないほど落ちぶれるという状況で、清原さんには当てはまらないとは思っているのですが。

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袖振れ合うも多生の縁399~吉高由里子さんのドラマを初めて見ましたが、もっと早く袖触れ合いたかったデス!~

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今年の1月、日テレのドラマ「知らなくていいコト」で、吉高由里子さんを知りました。ワタシ、彼女のドラマを見たの、初めてなんです。ですから人気女優さんてことも全く存じませんでした。でも、と~ってもいい女優さんだと思ってしまったので、取り上げさせて頂く次第です。
先ず、このドラマの粗筋は、日テレのHPを要約致しますと・・・

政治家の不正から芸能人のスキャンダルまで、数々のスクープを世間に送り出す週刊イースト。
壮絶な職場で特ダネを狙う女記者真壁ケイト(吉高由里子)は仕事も恋も、同僚カメラマン(江本佑)とは別れたものの焼けぼっくいに火をつけたり、まさに絶好調!
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しかし、急死した母(秋吉久美子)の遺品からケイトの父(小林薫)はかって世間を騒がせた殺人犯だと・・・。
信じられないスクープは、私自身のことだった・・・!
ケイトは出生の謎と父の秘密を追跡するが、そこには人生最大の<知らなくていいコト>が、隠されていた・・・。
軽妙なタッチでリアルな世界を描く大石静のオリジナル脚本に、着実にキャリアを積み上げてきた吉高由里子が挑む、お仕事ヒューマンドラマ!!

そう、ワタシは大石静さんのホンやから見始めたのですが、吉高さんて三十路を越えすっかり”お仕事ドラマの女王”と呼ばれるようになっているとか。
このドラマでの敏腕記者ぶりも、さもありなんと思わせるお芝居で、なかなかいいんです。しかも仕事一点張りの女を棄てたキャリアウーマンでなく、とても魅力的なんですよ。

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ところで、日テレのあらすじに書いてあったように、吉高さんは着実にキャリアを積み上げてきたそうですので、どんな経歴なのか、Wikipediaで調べてみました。
2006年、映画『紀子の食卓』でデビューし、第28回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。
2007年9月に交通事故に遭って顎の骨を折る重傷となり入院したのは、オーディションで『蛇にピアス』の主演が決まった数日後のことだった。同作ではデビュー以来初のヌードを披露し、第32回日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン賞新人賞などを受賞し、ブレイク。
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2009年10月期、フジテレビ系ドラマ『東京DOGS』のヒロインに抜擢される。
2010年7月期、日本テレビ系『美丘 -君がいた日々-』で地上波連続ドラマ初主演。
2013年に出演した映画『横道世之介』で第68回毎日映画コンクール女優助演賞などを受賞。
同年4月期ドラマ『ガリレオ』の第2シーズンのヒロインを演じる。
2014年4月期NHK連続テレビ小説『花子とアン』ではオーディションなしでヒロイン役に抜擢され、同年の『第65回NHK紅白歌合戦』で紅組司会を務めた。
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2015年『大逆走』で舞台に初挑戦。
2016年『レディエント・バーミン』で再び舞台に。
2017年日本テレビ系『東京タラレバ娘』鎌田倫子役で主演。
2017年秋公開映画『ユリゴコロ』美紗子役で主演。
2018年日本テレビ系『正義のセ』竹村凜々子 役で主演。
2018年夏公開映画『検察側の罪人』 ヒロイン橘沙穂役で主演。
2019年TBS系『わたし、定時で帰ります』東山結衣役で主演。
2020年公開予定映画『きみの瞳が問いかけている-』柏木明香里役で主演。
2020年日本テレビ系『知らなくていいコト』真壁ケイト役で主演。
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いゃあ、現在まで、映画出演作品26本中主演7本、TVドラマ出演作品34本中主演11本、WEBドラマ出演作品6本中主演5本という凄い女優さんを知らなかったとは!? 多分ワタシが商業ベースを卒業し、大阪ローカルの小劇場演劇に目を向け、そして2016年から戯曲を書くのを止めたからなのでしょうか。それは兎も角、見逃した彼女の作品で、ワタシが是非とも見たいと思うのはやはり、彼女がブレイクした『蛇とピアス』でしょうか。『蛇にピアス』は、金原ひとみさんのデビュー作であり、第27回すばる文学賞を受賞し、綿矢りささんの『蹴りたい背中』と共に第130回芥川龍之介賞を受賞しています。そして映画化に当たり、作者本人の意向を受け、舞台演出家の蜷川幸雄さんが監督を勤め、2008年9月20日に公開されたのです。その当時の「Digital FRIDAT」の記事に、こんなのが載っていました。

「吉高が映画『蛇にピアス』で初主演を飾り、センセーショナルな話題を振りまいたのは‘08年、吉高が二十歳になったばかりの頃。衣装合わせの際、『ほとんど裸の映画なのに、(私の)裸を見ないで撮れるんですか』と、監督を務める天下の蜷川幸雄に迫り慌てさせるなど、当時の吉高には鬼気迫るものがありました。
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あの蜷川さんに、「私の裸を見なさいよ!」まがいの台詞を、新人に近い女優さんが吐けるとは思えませんが、Wikipediaには、当時の彼女の心境が載っていました。

吉高由里子は、女優としての転機となった出来事として、2007年、映画『蛇にピアス』の撮影直前に起きた交通事故だと答えている。「死も覚悟したその事故を通して、仕事が無くふてくされていた自分が、いかに周りに助けられていたのかを知るきっかけになった」と振り返っている。別のインタビューでも「あの頃の私は人間的にとんがっていたし、人に感謝することも知りませんでした。お前は一度、痛い思いをしないと分からないと、ああいう事故の経験が与えられたんだと思います」と語っている

成る程、こんなとんがった女の子なら、あの台詞もあり得るかも・・・と思うのですが、その頃から早や13年、人間的にも成長した彼女ならではの真壁ケイト(「知らなくていいコト」の主人公)を見ることが出来たのでしょう。これからは、吉高由里子さんをウォッチングし続けたいと思っています、ハイ。

袖振れ合うも多生の縁398~終戦、いえ敗戦記念日と光復節、元徴用工への補償問題を考える。~

我が国では、今日8月15日は終戦記念日、と言い換えている敗戦記念日です。でもお隣の韓国では、光復節(こうふくせつ)です。<光復>とは<奪われた光=主権を取り戻す>との意で、光復節は日本の統治から脱し自主独立を取り戻した日ということですね。因みに北朝鮮では、金日成が抗日革命闘争を勝利へ導いた偉業により、祖国が日本の統治から独立出来たとしているので、「解放記念日」と称しています。

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さて、朝鮮民主主義人民共和国とは未だに国交回復していませんし、拉致問題も進展なしですね。又韓国とも、元徴用工訴訟問題など雲行きあやしく、憂うべき状況です。

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そんな折柄『街場の日韓論』なる本を読んだのであります。
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いや、『街場の日韓論』を読む前に、この春だったでしょうか、直木賞作家高村薫さんが『サンデー毎日』連載の、時代や世相を切り取った時評を書籍化した『時代へ、世界へ、理想へ』なる本を手に取り、「こじれる日韓 和解の道を探る責務」の項が目にとまり、「むむむ!」と思ったのです。

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「こじれる日韓 和解の道を探る責務」に書かれた何にワタシが「むむむ!と反応したかと言いますと・・・

韓国の大法院(最高裁)が元徴用工の訴えを認めて新日鐵住金に賠償を命じた以降、日本は首相も外務大臣も、1965年の日韓請求権協定(写真下は調印風景)により戦後賠償問題は両国間で最終的に解決済み、と声高に繰り返している。あたかも韓国の司法が国際法を無視していると言わんばかりだが、一方的な暴言は日本のほうではないだろうか。

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何!? ワタシも戦後賠償問題は解決済みと思てましたけど・・・と先を急いで読んでみますと・・・

1991年の外務省の国会答弁で、当該の協定については、国が国民の請求権について外国と交渉する権利(外交保護権)を相互に放棄したものであって、個人の請求権の消滅は意味しないとされた。これが日本政府の公式見解であり、2007年には最高裁も同様の解釈をしている。そして2000年以降、強制連行された元中国人労働者たちが起こした裁判では、中国が日本に対する戦後賠償の請求権を放棄した日中共同声明に基づき、原告の訴えは棄却されたが、その一方で、個人の請求権は消滅していないという原則の下、被害者救済のために鹿島建設や西松建設と原告らの間で和解が進められた。

そうか、個人の請求権はチャラやのうて、チャンと有るんだ!
このことは『街場の日韓論』に「植民地支配の違法性を考える」と題して、日本のジャーナリストで日本平和学会会員の松竹伸幸(まつたけのぶゆき 写真下)さんが下記のように書かれています。

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1991年外務省の柳井条約局長は国会で、「これらの規定は、両国国民間の財産・請求権問題につきつきましては、日韓両国が国家として有している外交保護権を相互に放棄したことを確認するものでございまして、いわゆる個人の財産・請求権そのものを国内法的な意味で消滅させるものではない」と明確に述べていました。
これは、「自分が韓国に置いてきた財産に関する請求権まで奪うのか」と日本国民から問題を提起された際、「いや、あなたの請求権を日本が奪うようなことはしません。どうぞ韓国側に請求してください」と言い逃れるための論理でした。(中略)この論理は同時に、日本と韓国が置き換わっても通用しますから、元徴用工は日本の裁判所に訴え、裁判所は「すでに請求権は消滅している」と判決を下すことにより、問題を解決賞としてきたというわけです。ところが、日本の裁判所で敗訴した元徴用工が次に韓国の裁判所に訴えたため、過去の論理が破綻したのが真相だと言えるでしょう。

そうか、日本の裁判所が請求権は消滅していると判決したのが間違いで、韓国の裁判所は当然、請求権ありとしますわな。知りませんでした。そうだったのか・・・知らずして、韓国裁判所はおかしいと思っていたのが、おかしかったのだ・・・。え、待てよ、松竹さんのを読み進めて行くと・・・

韓国大法院の重要な特徴は、日韓請求権協定にもとづく徴用工の請求権はすでに満たされていると明確にしたことにあります。(中略)
判決は、日本側が支払った3億ドルについて、「請求権、強制動員被害補償問題解決の性格の資金等が包括的に勘案された」と述べています。(中略)韓国側は、日本の資金を元手に(3億ドルの約1割)徴用工などに支払いを行いました。それでは十分でないとして徴用工側が日本の裁判所に訴え敗訴する中で、韓国政府も不十分を認め、「太平洋戦争戦後国外強制動員犠牲者等支援に関する法律」(2007年)をつくるなどして、死亡者、負傷者はもとより未払い賃金等の支払いを求める元徴用工、そり遺族に対しても支払いを行うことになったのです。日本政府もそういう事実を把握しています。だからこそ(日本政府は)「解決済み」と繰り返しているのでしょう。

えーっ、又々そやったんですか!? ほな、何が問題ちゅうか、ネックになってるんやろ? そうか、高村さんの時評に、それらしきことが書いてありましたわ。

韓国の司法は、そもそも慰安婦や徴用工のような反人道的不法行為は日韓請求権協定の埒外という立場であり、それに従って新日鐵に対する個人の訴えを認めたに過ぎない。一方の日本は法理上、個人の請求権について裁判沙汰にする権能を認めていない。(後略)

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そうか、反人道的不法行為ということは、植民地支配での行為ということですね。松竹さんの論説にも植民地支配のことが肝心要だとされています。

本件で問題となる原告らの損害賠償請求権は、当時の日本政府の韓半島に対する不法な植民支配および侵略戦争の遂行と直結した日本企業の反人道的不法行為を前提とする強制動員被害者の日本企業に対する慰謝料請求権であるという点を明確にしておかねばならない。原告らは被告に対して未払い金や補償金を請求しているのではなく、上記のような慰謝料を請求しているのである。

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ワタシなんか、植民地支配て、そらアカンわ! と一も二もなく思ってしまうのですが、松竹さんのを更に読み進めていくと・・・

1960年、国連総会は、植民地独立付与宣言(正式名称「植民地諸国、諸人民に対する独立付与宣言」決議一五一四第一五項)と題する決議を採択しました。「宣言」は「いかなる形式及び表現を問わず、植民地主義を急速かつ無条件に終結せしめる必要があることを厳粛に表明」としています。(中略)日本政府も賛成票を投じましたし、反対票を投じる国は一つもありませんでした。しかし、植民地の主要な宗主国であったアメリカ、イギリス、フランス、ベルギー、ポルトガル、スペイン、南アフリカは棄権票投じたのです。植民地支配は正しいという観念は欧米には根強く残っていたのです。

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宣言から40年以上経った2001年、南アフリカのダーバンで、国連主催による「人種主義、人種差別、外国人排斥及び関連する不寛容に反対する世界会議」が開かれました。この会議では、かっての奴隷制や植民地支配が「人道に対する罪」にあたねのではないか、謝罪や補償が必要なのではないかという問題が、戦後はじめて大規模に議論されたのです。(中略)しかし、奴隷制が「人道に対する罪」であることが認められたのに、植民地主義はそのような罪だとは認められませんでした。

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そうか、かっての宗主国達は、植民地支配した国々に謝罪したり賠償したりしたくないんですね。ま、分からなくはないですが、そらアカンやろ! それでてすね、日本政府も宗主国達に右に習えして、かって韓半島を植民地支配したのは反人道的行為ではない、そやから韓国大法院の判決は国際的に間違っている、と主張しているんですね。こう考えてくると、日韓和解の道は細く狭く閉ざされているようで、日暮れて道通しと思われます。それから更に、『街場の日韓論』に政治学者白井聡さんが書かれている「歴史意識の衝突とその超克」を読みますと、日暮れて道通しどころか、一寸先は闇やないか・・・と戸惑ってしまうのです。

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白井聡さんの言う歴史意識とは・・・

独立後の韓国は、権威主義的体制、軍事政権と民主化勢力とは激しい相克・闘争の歴史を歩んできた。そして、盧武鉉政権の誕生とその挫折を経た後、盧武鉉の側近であった文在寅を首班とする政権が大規模な大衆行動を背景として成立したことによって、同国は不可逆的な民主化を遂げた、という歴史認識が今日きわめて有力なものとなっている。ゆえに、極端な言い方をすれば、文政権は旧体制を打破した革命政権なのである。ロシア革命時のポルシェヴィキ政権がツァーリ政府の対外債務を「それは腐敗した不正な政権が勝手に借りたカネであって、ロシア人民の借金ではない」という論理によって踏み倒したのと同様に、革命政権は旧体制のなした約束に拘束されない・・・・文政権はそこまで踏み込んではいないものの、こうした歴史認識は疑いなく存在する。

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成る程。すると文政権は、日韓請求権協定を継承すべきではない・・・という論理なんでしょうが、これってどうなんでしょうね。
ワタシのアタマは一段と混迷を深めている有様ですので、この辺で一服しましょう。
ま、いずれにしても、文さんと安倍さんの無理矢理キッスでなく、ヨン様ブームや2002年の日韓サッカー・ワールドカップ共催の頃のように、両国がフレンドリーになることを願うばかりです。

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袖振れ合うも多生の縁397~怪優山内圭哉さんって、いゃあメチャ個性溢れてますよね!~

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この方か怪優山内圭哉(やまうちたかや)さんですが、いゃあ、まさに怪優というにふさわしい容貌ですよね。でも、ツンツルテンのスキンヘッドやない写真を見てみますと・・・
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この通り、結構イケメンじゃないですか!? 前回取り上げさせて頂いた小芝風花さんが出演されていた2015年のNHK朝ドラ『あさが来た』にこの山内さんも出演なさっていたのです。

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ほら、この通りで~す。『あさが来た』をワタシは毎日見ていました。なんで見てたかと言いますと、以前一緒にラジオ番組をやっていた笑福亭銀瓶さんからメールが来て、「出演してるんやけど、いつ出てるかわからへん」というので、毎日見なしゃあなかったんですわ。それで、以前も書きましたが、吉岡里穂さんとか清原果耶さんには注目していたんですが、この大番頭さんについてはそない気にしていませんでした。そやけど、昨年見た吉高由里子さん主演の『知らなくていいコト』で週刊イーストの特集班デスク黒川正彦役(冒頭の写真)をやってたのが、とても印象に残ったのです。というのは、吉高さんや他のメンバーと違って、ひとりだけアクのメチャ濃い関西弁でまくしたてていたのです。こら関西出身やないとでけへんわと思い、身近に感じたのかも。という訳で山内さんについて検索してみますと、『日々思うこと』なるサイトに、彼の経歴が載っていましたので、シェアさせて頂きます。

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お名前は山内圭哉さん
1971年10月31日生まれ 46歳
大阪府大阪市出身
血液型はAB型でかに座

なんと子役さんから活躍されていました!
デビュー作は「瀬戸内少年野球団」(写真右)
かの大女優、夏目雅子さん主演の映画です!
江坂タイガースで両親を亡くした級長足柄竜太役という重要な役で出演しています。

そして、夏目雅子さんと一緒に入浴シーンを撮影したことがあったそうです!

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それからワタシが、「え!?」と思ったのは、山内圭哉さんが幼少期からアカデミー児童劇団で役者としてのキャリアをスタートさせたと書かれていたことなのです!

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と言いますのは、彼が関西で老舗のアカデミー児童劇団に在籍していた頃、ワタシはその劇団に脚本を数本書いているので、彼はワタシの作品にも出演していたのでしょう。そしてアカデミーの児童劇団を退団した後、中島らもさん主宰の笑殺軍団リリパットアーミーに入団し、中心メンバーの1人として活躍したとか。その劇団公演、1993年の『天下御免の馬侍-紅葉城奇談-』か1994年の『桃天紅~烈風之拳~』(写真下)に出演し、僧正を演じてからスキンヘッドになったとか。すると22~23歳の頃からずっとスキンヘッドなんですね。

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そのリリパットアーミー主催の中島らもさんは、ワタシの中・高の10年後輩で、何かご縁があるような無いような・・・。
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それは兎も角、『日々思うこと』サイトによりますと、この「桃天紅」は、中島らもさんが山内圭哉さんに初めて書き下ろした(?)そうで、そのような経緯からか、彼は中島らも氏を師匠と思っていたとか。しかし山内さんは、リリパットアーミーを1999年に退団してしまいます。
少し寄り道かも知れませんが、リリパットアーミー設立の経緯は、Wikipediaによりますと・・・

ある日芝居を見た中島らもがあまりのつまらなさに怒り「こんなつまらないものを見せられるのならいっそ自分で芝居を始めよう」と自ら劇団の設立を計画し、時を同じくして劇団設立を計画しながらウェイトレスをしていた若木え芙(えふ)を中島がスカウトし「上下関係を廃した劇団、今までに無い芝居をする」と宣言し旗揚げした由。
当初の劇団員は、「駆け足が出来ない男」「母音しか発音できない男」「逆立ちができない男」の他に、稽古に遅刻、稽古がある事すら忘れる、本番もすっぽかすなど日常茶飯事で、酒盛りを始める、台本を無視してアドリブを連発する、など芝居の体をなしていない集団であったが、わかぎの罵倒や悪態、怒声と鉄拳制裁でかろうじて芝居の形を成し、ナンセンスなギャグを盛り込んだ芝居は劇団の知名度を徐々に上げていき、出演者にギャラが出る珍しい劇団となったのだ。
しかし、わざわざ芝居を見に来る客に暗い話は書きたくないと悲劇的な物語やドラマツルギーのある芝居を嫌い、ナンセンスギャグにこだわっていた中島と、人情モノを好み、起承転結のある芝居らしい芝居を目指したわかぎとの間でズレが生じ始め、副座長のわかぎが劇団を切り盛りし、芝居も舞台も徐々に巨大化した劇団内では規律と上下関係が出来上がり、実質座長が二人居る形となったのです。
そして、その頃の中島は、長期のトランキライザ服用による著しい心身の衰弱と躁鬱病によるトラブルが続いていた上、芝居に対する情熱も冷め、出演する舞台上ではチョイ役とほぼ客演扱いになり、1996年名誉座長から平座員に格下げとなってしまいます。

山内さんは中島派だったようで、そんな混沌とした状況の劇団から退団されたのでしょう。
その後、2001年に吉本興業の演劇集団『Piper』に加入(当時のメンバーは川下大洋と後藤ひろひ)、2002年に自身のプロデュースユニット『wat mayhem』を立ち上げ、『The Jizz Monks』(1993年 -)、『hate77』(2005年 -) 及び『人々』(2016年 -)など、 バンドの一員としてライブ活動も行っているのです。

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そして2011年に、「桃天紅 ~烈風之拳~」を再演されています。

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しかも、亡き中島らもさんの娘、中島さなえさんを脚色にむかえ、満を持して再演されたとか。晩年不遇の内に不慮の死を迎えた、中島らもさんを追悼する為の再演だったように、ワタシには思えます。
いゃぁ、魁偉な容貌に似合わぬ(?)情に厚い方なんですね。怪優山内圭哉さんの今後の魁偉ぶりを、益々ウオッチングしたいワタシなのです。


袖振れ合うも多生の縁396~小芝風花さんは、昨年からワタシが注目している女優さんの一人です。~

些か旧聞ですが、昨秋ワタシは小芝風花さんという女優さんが気になり始めました。以前も名前だけは知っていたのですが、どんな経歴の人か皆目知りませんでした。ところが、下記画像のドラマで注目するようになったのです。
でもコロナ騒動で、今春から連続ドラマは中断を余儀なくされたりして、ワタシの関心もあっちにふらふらこっちによろよろで、今やっと小芝さんのことを書こうと思い至った次第です。

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地方新聞、新神奈川日報の記者沢村政彦(松田龍平)の元に「ひき逃げ事件」の特ダネ情報が舞い込みます。小芝風花さんの役は、ひき逃げで夫を亡くし悲しみにくれる身重の妻なんですが、でも妻の敦子こそ犯人である、という情報なのです・・・。
久しぶりの特ダネに政彦は勢い込んだが、それは「誤報」だった、いや、政彦の同僚桐野(筒井道隆)が仕掛けた「虚報」である事を大学同期のネッニュース編集長三反園(松山ケンイチ)から指摘され、政彦は姿を消してしまった桐野を追いはじめます。一方かつて全国紙大日新聞の記者で政彦の父と盟友だった相賀正和(長塚京三)が政彦を訪ねてき、自分や政彦の父と同僚だった垣内智成(イッセー尾形)の自殺は、垣内が15年前に出してしまった「誤報」が原因ではないかと調べ始めていたのです・・・。

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とまあ、このような粗筋なのですが、ワタシは正直言って、松田隆平さんやイッセー尾形さんを見ようと思って見始めたのですが、ひき逃げと見せかけ夫を殺した殺人犯の嫌疑をかけられ、世間の目に怯え逃げ隠れようとする妻役に似つかわしくない、小顔で少し幼さの残る小芝風花さんに惹かれ始めたのです!
そして次は・・・

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昨年末のシリーズ『体感 首都直下地震』シリーズの「DAY1」から「DAY4」の4本は、東京とは別の架空の東京=“パラレル東京”で、M7.3の首都直下地震が発生した様子を、VFXを駆使し、ほぼリアルタイム進行するドラマ「パラレル東京」で別の彼女の一面を見たのです。

ドラマ「パラレル東京」のあらすじは・・・
NNJテレビのアナウンサーの倉石美香(小芝風花)は入社4年目、「ナイトニュース」のスポーツ担当サブキャスターで、突然発生した首都直下地震に巻き込まれメインキャスターが行方不明になったため、編集長である江口繁之(高橋克典)に自分が伝えると志願するのです。未曾有の被害を伝え続ける中、同僚が火災に巻き込まれ、自分の妹との連絡も途絶えてしまう・・・。首都東京は、そして日本は一体どうなってしまうのか・・・

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この役に取り組んだ時、彼女は以下のように語っておられます。

シナリオを手に取ったとき、もう本当に怖くて、恐怖で台本読みながら泣くっていう経験が初めてだったんですけど、涙があふれて、「これをやるんだ……」っていう恐怖とプレッシャーがまずのしかかってきて。そのあと、ニュースセンターで実際に地震が来たときの訓練をされているのを見たときもそうですし、とにかく怖い……。怖いし、「これを私がやらなきゃいけないんだ。これを伝えなきゃいけないんだ」っていうプレッシャーと不安が押し寄せて、結構始まる前に泣いてました。「私、大丈夫かな?」って、本当に怖すぎて

風花さんは大阪の堺市出身ですが、阪神淡路大震災未体験の1997年生まれですから、架空とはいえ大震災初体験で、相当怖かったのでしょうね。
ワタシはあの頃、里中満智子さん原作コミック「天上の虹」を舞台化したミュージカル『星になった万葉人』の稽古に入る直前で、当日は、里中満智子さんや歴史学者さんたちとのシンポジウムが予定されていたのですが当然キャンセルで、あーこれで公演も中止やろな・・・と思っていたら、数日後に公演は予定通り、ホテルを取るから稽古してくれとの連絡が入ったのです。ワタシは神戸市の東灘に住んでいて、東灘も結構倒壊など被害は大きかったのですが、わが家は無事で、公共交通機関を乗り継ぎ大阪に向かったのです。甲子園を過ぎ、尼崎を過ぎると何のことはない、別天地のようで、大阪なんか震災何処吹く風でした。ですから風花さんがもし生まれていても、堺だとそう怖くはなかったでしょうね。
話が、ワタシ自身の地震体験で脇道にそれ、大変シツレイ致しました。

処で彼女は、小学3年生から中学2年までの5年間、母親の全面的な支援のもと二人三脚でフィギュアスケートに打ち込んでいたそうです。

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そんなスケート少女が芸能界入りしたきっかけは、2011年の14歳の時に、CMでスケートする浅田真央ちゃんを見て「私もこんなCMに出たい」と口にしたのを聞いたお姉さんが、オーディション雑誌を買ってきて『イオン オスカープロモーション ガールズオーディション2011』に応募し、グランプリ受賞してしまったのです。
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グランプリ受賞から3年後の2014年、16歳での映画初出演が初主演となった『魔女の宅急便』では、第57回ブルーリボン賞新人賞、第24回日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞したのです。
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翌2015年はNHKの朝ドラ『あさが来た』では、ヒロインオーディションの最終選考にも残っていて、選考にあたった脚本家の大森美香によると、「本当に大阪の豪商の生まれじゃないかと思える」ぐらいに抜群に良かったものの、残念ながらヒロインを演ずるには17歳と若すぎたので、ヒロインの白岡はつ(波琉)とぶつかり合う難役、はつの娘白岡千代に抜擢されたとのことです。そして、14歳から30代まで、少女から大人に成長する一人の女性の姿を、持ち前の向上心でリアルに熱演したと大いに評価されたそうです。

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しかし、当時ワタシは千代を演じた小芝風花さんには殆ど全くと言っていい程注目していず、千代と寄宿舎で同室の女学生田村宜を演じた吉岡里帆さん(写真下)には大いに着目していて、きっとこの先売れるやろと大いに楽しみにしていたのです。本当にそうなり、してやったり!と独り勝手に喜んでいるのであります。

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この朝ドラで注目していなかったけれど、後にえゝなあ! と思うようになった俳優さんとしては小芝風花さんの他に、大番頭山本雁助役の山内圭哉(やまうちたかや)さんがいるのですが、山内さんについては、次回ということに致します。

話を風花さんに戻しますが、彼女はいまどきの女の子で小顔ですよね。ワタシは小顔の女優さんと仕事したことがないので、小顔であることが有利なのかそうではないのか、そのあたりの判断がつきにくく、この先どのように伸びていかれるのか、大いに楽しみにしているのであります。ではでは。

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