袖振れ合うも多生の縁345~比叡山西塔別所の黒谷青龍寺に詣で、法然上人を偲びました!~

前回に続いて比叡山延暦寺ですが、今回は西塔別所の黒谷青龍寺についてです。比叡山につくなり、延暦寺の諸堂に詣でるのではなく、先ずは青龍寺!と、シャトルバスで峰道停留所で降りたのであります。
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この写真は峰道バス停の風景ですが、降りる際に、「青龍寺へはどの方面ですか?」と運転手さんに尋ねたところ、無愛想に「知らん!」と一言。知らんのはしゃーないとしても、「ワタシ知らんから、誰かに聞いてみて。」とか言うて欲しかったな・・・この人、この街を愛してないんやな・・・と些かがっくり。バス停の右手にレストランがあったので、そこで聞くと、開店前の準備で忙しそうなシェフさんが店の表まで出てきて親切に教えてくれました。上の写真の左端に白い小さな案内柱が写ってますが、そこ斜面を上っていくと黒谷への道がありますということなので、人一人が通れるかどうかという、両側は熊笹や樹木に覆われた細い道を登り始めたのです。しかしすぐ道がなくなってしまい、行く先不明になったのであります。えゝい、儘よ、と笹や木の枝を掻き分け、転ばぬよう滑り落ちぬよう足許を確かめつつ、久しぶりに山登り(という程の事もないのですが)すること小一時間、いえウソです、10分少しで、走出道(はせだしみち。西塔から法然上人御修行地黒谷青龍寺への参道)に降りることが出来ました。やれやれ。
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この走出道を暫く行くと、少し広い黒谷道に繋がりました。
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そして黒谷道をだらだらと下りに下ったのですが、この日は一人わが道を行く態で、道連れは誰一人なく、延暦寺諸堂の周辺の賑わいと余りに違い過ぎ、法然上人がお山を降りてから天台宗のみならず南都北嶺諸宗を敵に回してしまった往時を思い起こさせるのでした。それやこれやの思いに耽りつつ下り続けるとあら嬉しや、石畳の石段となり青龍寺山門が見えてきたのであります。
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ご覧の写真のように、本日はご開帳されておらず、本尊を拝むことは出来ませんでしたが、閉ざされた密やかな鄙びた佇まいが、若き日の法然さんが修行なされた頃はかくありなんと昔日にタイムトラベルさせてくれました。
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若き日の法然上人さま像はなかなか良いお顔をなされていますね。ワタシの撮った写真、デジカメなのにピントが一寸甘かった。残念!それはさておき、現在の青龍寺は、昭和51年に浄土宗総本山知恩院により、青少年修練道場として建立されたものです。
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ワタシは修練(?)の一端として、鐘は自由についてくださいと書かれていたので、思うが儘、存分に突かせて頂きました。
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鐘楼の下に鎮座ましましてた狸くんは、こいつ、いつ迄突いてんねん と思て、あきれて見てたんやないやろか???
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お線香立てのの獅子クン(?)もそやそやと相鎚を打ってたような気がしますわ。ま、それは分かりませんが、ご開扉の日やったらご本尊の阿弥陀様や天井絵なんかも見れたのにな・・・と獅子くんも狸やんも思てたんとちやうやろか。
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それから報恩蔵(写真下)に祀られておられる阿弥陀如来さま、観音菩薩さま、勢至菩薩さま、善導大師さま、法然上人さま達にもお目通り叶わなかったのは、ご縁がなかったのか、それともワタシの不徳の致す処でありましょうか。
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かくして後ろ髪引かれる思いで青龍寺を後にしたのですが、この階段を見上げますと、行きは良い良い帰りは怖くはないけれど、しんどいやろな・・・と覚悟を決めて登り始めたのです。
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上の写真はワタシが撮ったのやないので、誰一人いない静寂の中、石階段も坂道も又修行と思い直し、重い歩を運んだのでありますが、たちまち息が上がり、途中佇み杉木立などを撮りがてら息を入れたのであります。
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この杉木立、いつもなら整然とした並びを美しいと感じていたのですが、何か不自然ではないかと思ったのです。なんでやろ・・・とわが脳裏に探りを入れると、法然上人さまがこの道を歩かれた頃は杉の木ばかりでなく、色々な木々が茂っており、自然そのものだったからではないか・・・と思い至ったのです。こんな想念に囚われながら汗だくで登りに登ること30分、黒谷道から走出道への曲がり角に至りました。

さて、これから写真下の走出道に進み、途中から道無き道を掻き分け小山を降り、元のに峰道バス停に戻るのかと思うと歩が進まず、さりとて走出道を歩き続け西塔まで辿り着くには1時間・・・さあ、どうする、どうする!?
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迷いつつふと見ると、黒谷道をそのまま行けば峰道にでると表示されているではありませんか!よし、それならこの儘黒谷道をGO!そしてものの5分位であっさりと峰道バス停の広場に戻れたのです!
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なんや、あのシェフさん、こっちの道を教えてくれてたら楽に獣道もない道無き道の小山越えせんでも良かったのに・・・と思いましたが、いや、法然上人さまが多分歩かれた走出道を歩めよと仰せられたと無理に納得させ、延暦寺諸堂巡りへ、横川へ、と歩を進めたのでした。

次回は8月17日、戦争に関する一文を取り上げたいと思っていますが、その次は法然上人の思想、というと大層ですが、ワタシの興味をひかれた点について書くことに致します。ではでは。

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